2009年12月22日

[1/26 東京] 21世紀前半の日本社会に於ける最大課題とは?

(以下転送です)----------------------------------------------

NPO健康医療開発機構 第16回健康医療ネットワークセミナー

日時: 1月26日(火)   18時30分〜20時30分
場所: 東京大学医科学研究所 2号館2階大会議室
HYPERLINK http://www.ims.u-tokyo.ac.jp/imsut/jp/access/campus/
(地図の10番の建物です)
会費: ¥1,000 (NPO健康医療開発機構会員は無料)

講演タイトル: 「すきな人とすきなところでくらし続けたい」
(「21世紀前半の日本社会に於ける最大課題とは?」)
講師: 色平哲郎 佐久総合病院地域医療部 地域ケア科

参加ご希望の方は事務局(sanka@tr-networks.org)までご連絡下さい。

講演概要

近年、「医療・介護」と「住宅建築」の距離が近づいている。
これまでにも高齢者向け賃貸住宅などの制度はあったが、補助金による新築が主体で「
景気浮揚策」と抱きあわせだった。
そして補助金が切れると施設には閑古鳥、そんな例が後を絶たなかった。
いったい誰のための住宅政策か。
住宅はヒトの「生存権」にかかわる重大テーマであるにもかかわらず、国交省と厚労省
の「タテ割り」行政の弊害もあって、両者の距離はなかなか縮まらなかった。
だが、2007年、医療法人に「高齢者専用賃貸住宅」(高専賃)の建設・運営が解禁
され、徐々にではあるが「医療・介護」と「住宅建築」との距離感が縮まってきている

たとえば、福岡市で医師がはじめたケアつき住宅「楽居」(らっきょ)もそのひとつ。
5階建て施設の1階が診療所、2階がデイケアセンターで、3階部分が9人収容のグル
ープホーム、そして4階5階が14の個室に分かれているという。
施設理念は「選択の機会と自由」と「個人の尊重」、そしてなんと「穏やかな死の援助
」なのだという。
東京都品川区では、都営住宅の跡地を再開発し、5人定員の小規模多機能施設と
訪問看護ステーション、40室の高齢者優良賃貸住宅「高優賃」、加えて
40室の住み替え住宅、これらからなる公営複合施設を2011年に開設するという。
これらは一ヶ所に「医療・介護」と「居住」を集約した「複合体」だが、
一方、高齢者がくらす小規模施設を介護や医療の地域ネットワークで支える形態も広が
りつつある。

認知症ケアの「特効薬」はグループホームであり、「通って、泊まれて、住まう」この
三拍子が融通無碍に溶けあって揃っていることが「小規模多機能」の条件だ。
さまざまな形態と工夫が、全国各地で「住」を支えている。
今後、どちらを選択するかは、地域ニーズによって定まってくることだろう。
とともに、医療・介護従事者のマンパワー=ヒューマンウェアを、各々の施設にいかに
配分するのかが、今後、大きな政治課題になってくる。
住民の多様な意見を吸い上げ、声なき声を聴きとどめ、地域ニーズを的確にとらえる手
法がもとめられる。
都道府県別の上位高齢者数の統計をみると、2002年〜2015年の高齢者増加率は
一位埼玉県77・4%、二位千葉県68・3%、三位神奈川県60・7%と、東京都に隣接する
三県が飛びぬけて高い。
私はこれを「三県問題」と呼んでいるが、高齢者の急増は「終の棲家」をどのように確
保するかという世界各国共通の難題を突きつけてくる。
福祉は住宅からはじまる。
いま、多くの声なき声が「ケアつき住宅」、さらには「ケアつきコミューニティー」を
待望している。

日経メディカル 09年11月30日より
 「ケアつき住宅」そして「ケアつきコミュニティ」
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posted by I-cuber at 10:57 | イベント
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